頭ににきびができてしまうのは、過剰や皮脂の分泌や肌再生に支障が起きてしまうなどで毛穴を皮脂や古い角質がふさぎ、
毛穴にそれらが留まってしまうことで起きます。
ふさがってしまった毛穴の中で、通性嫌気性菌のアクネ菌が皮脂や古い角質を栄養として増殖し、その過程で毛穴が炎症を起こして、それがニキビという疾患になります。
頭皮のにきびが発症するメカニズムは顔などほかの肌と同じですが、頭皮の方が皮脂腺が集まっていてたくさん皮脂量があるので、アクネ菌が活性化しやすいためにきびになりやすい環境になっています。
また、頭は髪が多いので、皮脂や角質などの汚れがたまりやすくかゆみや痛みを放置しておくと膿になったり、患部はさらに悪化する危険もあります。
頭皮にニキビやできものができやすい人は、ストレスを溜めやすい人です。
ストレスは、皮脂の過剰分泌を誘発し、余分な皮脂はニキビやできものを作り出す原因となります。
そのことからストレスは溜めないで、発散することが大切というのが正論ですが、実は、ストレスを溜めこみやす人は発散のやり方がわからないという人が多い傾向でもあります。
誰でもストレスを発散できる方法というのはありませんが、簡単な方法として、ストレスの原因からできるだけ離れること、そしてできるだけ考えないことが基本中の基本ですね。
ストレスの原因が、「職場や学校」や「他人」などであれば、自分だけの場所や時間を見つけることで離れられると思います。
家の中や自分自身の場合は、割り切って受け入れることからスタートしてみませんか?
ストレスが原因のできものは、ストレスが小さくなるだけでも改善が期待できますので、ストレスをちょっとでも発散できる方法をぜひ探してみましょう。
『かゆみ虫刺されにムヒ』でお馴染みの池田模範堂が、20代から60代の男性と女性、合わせて最大1万人にアンケートを取った際の結果のお話しです。
頭がかゆいという経験者は半数以上でした。
そのうち季節などに関係なくかゆみを感じる人は4割ほどいて、半分以上の人が痒ければ掻くという考えのようでした。
やっぱり痒いときは、半数以上の人が掻いてしまうのですね。
ただ、掻くという行為は同時に皮膚に傷をつけてしまうリスクもあり、気を付けなかればなりません。
ニキビやできものが頭皮にできてしまったらまず最初にすることはいつものシャンプーをできるだけ刺激の小さいシャンプーに交換することです。
ニキビなどのできものがある頭皮では、刺激物などの負担を極力なくすことが大切です。
シャンプーの刺激が原因なのか確認するため、刺激の小さなシャンプーに変えて、洗髪の回数を減らしてみます。
具体的には一日に2回シャンプーをしていれば、二日に1回にしてみます。
低刺激シャンプーに変え、洗髪回数を減らしても改善しないようならば、接触性皮膚炎などの病気の可能性もあります。
なお、低刺激のシャンプーといえば、硫酸とかスルホン酸などの成分が含まれていないシャンプーです。
強い洗浄成分が含まれていませんが、汚れは適度に落ち、頭皮への刺激は少なくて済みます。
__頭皮に脂漏性皮膚炎がかさぶたができた際、療養のポイントは頭皮保湿と洗髪です。
頭皮湿疹の画像を見ると見えるに堪えられないレベルでかゆみなしとは思えないですが、治し方の定番として皮膚科の受信は外せないですね。
治らないときには、ストレスのチェックや市販薬の利用も考えます。
わかっているつもりでも頭皮に必要な皮脂を必要以上の取り過ぎが原因になっているよう見受けられます。
頭皮には、皮脂腺や汗腺がとても多く分泌も活発です。
頭皮の皮脂腺については、体の中で頭皮が一番多くその数は、Tゾーンの2倍以上あります。
頭皮も顔のお肌も皮膚の構造は同じです。
頭皮に発症したトラブルは、それ以外の肌のトラブルも同じと考えた方が良いでしょう。
つまり、シャンプー剤は顔にも使えること、皮脂を摂り過ぎないようにしましょう。
子供であってもかゆいや痛いというなら抜け毛の心配が必要です。